精油を安全に使うためのポイント その2
●同じ精油は使い続けない
同じ精油を長期・連続使用すると、慣れにより効果が落ちたり、体の一部の器官だけに負担がかかることがあります。2週間程度を目安に他の精油に変えましょう。
●妊娠中の方の精油の使用について
妊娠中に行うアロマテラピーはリラクゼーションのために有効な手段となりますが、健康で経過が順調であることが前提となります。また芳香浴法以外でアロマテラピーを行う際には、医師や経験を積んだアロマテラピーの専門家のアドバイスを受け、十分注意して行ってください。
●乳幼児の精油の使用について
3歳未満の乳幼児には、精油を芳香浴法として使用する以外は使用しないのが望ましいです。3歳以上から思春期までの子供に対しては、体重なども考慮して、精油の使用量は成人の10分の1程度から初めて多くても2分の1程度までを限度とすると良いでしょう。
●持病がある人や、アレルギー体質の人も注意
高血圧や低血圧、てんかん、慢性疾患などがある人は、専門医の指導のもとに精油を使用しましょう。
●光毒性に注意
ベルガモットをはじめ柑橘系の精油の中には皮膚に化学物質が接触し、その部位に紫外線が当たることによって色素沈着や炎症反応などの皮膚刺激反応が起こる光毒性があります。皮膚に塗布してから12時間ぐらいは日光に当たるのを避けましょう。
●精油の保存方法・使用期限・保管場所について
精油の品質を保持する上で最も気をつける必要があるのは酸化の問題です。酸化の反応を速めてしまう要因は紫外線や高温、そして酸素の存在です。したがって遮光性の高いガラス容器に入れて、瓶の蓋をきっちりと閉め、直射日光と高温多湿を避け、冷暗所で保存しましょう。未開封なら2年程度、開封後は約1年を目安に使い切りましょう。ただし、柑橘系の精油は品質変化しやすいため開封後約半年で使い切ってください。また、火の近くや、乳幼児や子供の届く場所に置かないようにしましょう。
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